島根県立松江南高等学校

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校内風景〜子ガラスがピンチ〜

カラスの親子

令和2年 8月28日

この日、出勤してみると、まだ人気(ひとけ)の少ない朝のだんだん広場から複数のカラスの鳴き声が連続して聞こえていました。
校舎近くでカラスが鳴いていること自体は珍しくはないのですが、声の聞こえる方向は明らかに下(地面)方向からで、しかも声が移動することもなく、喧嘩の鳴き声でもないのに複数のカラスが一箇所で連続した鳴き声を発し続けるのは不思議だなと思い、広場が見わたせる場所にいってみると、だんだん広場の地面に3羽のカラスが寄せ集まっていました。

何かを奪い合って喧嘩している(そうであれば、羽ばたいたりもっと攻撃的な鳴き声で戦っている)様子もなく、それぞれが寄せ集まったまま鳴きあっていました。カラスにとっては危険な地面で長時間、移動もせず鳴き続けるとは、一体何が起こっているのかと、更に観察を続けていると、登校してきた生徒たちが近くの廊下を通過した時に理由が分かりました。

人間の気配を感じた瞬間、3羽のうち2羽はサッとその場から飛び立ち、1羽だけが地面に取り残されました。
どうやら、巣立ったばかりの子ガラスが飛ぶ練習中にだんだん広場(動物からすれば周囲を高い壁に囲まれた状態)に降りてしまい動けなくなっているのを親ガラスが励ましている状態だったのだと推察できました。
置き去りにされた子ガラスは、鳴いても親ガラスが戻って来ないとわかると、地面から近くの柵に飛び移ったり短い距離で移動をはじめていました。次に見に行った時にはもう姿が無くなっていたので、無事にだんだん広場から移動できたようです。

今回のカラスの親子の鳴き声は、通常のカラスの鳴き声としてイメージにある、遠くの仲間に呼びかける声や(一声が伸びる)、危険を知らせたり餌の場所を知らせる(短く連続)時の鳴き方と明らかに違いました。(カラスの声を聞き分けられるようになると、「あ、今、友達の居場所確認したな」とか「お?緊急で仲間呼んでるな」とカラスのお喋りの内容が少しわかるようになりますよ)
あれは、子どもや仲間を励ます時の鳴き声(会話)だったのかと思うと、珍しい場面に遭遇したなぁ、と思います。

残念ながら音声はありませんが、画像を紹介します。
子ガラスや親の様子を想像してみてください。


地面のカラスたち

人間の気配を感じて
親鳥が飛び去った後

地面に残された子ガラス

鳴いても親鳥は戻ってきません
少しずつ移動する子ガラス