4つのミッションと17のプログラム

研究開発課題「未来を構想し行動する科学技術系人材育成のためのプログラム開発~イノベーティブなデータ活用力を用いて~」に取り組むにあたり、次の4つのミッション掲げ、17のプログラムを実施します。

ミッション1:データサイエンスの考え方に基づいたイノベーティブなデータ活用力の育成

[1] 学校設定科目「DSスキル」

対象:第1学年 全学科

内容:ITを活用し、データサイエンスの手法に学びながら、課題研究への取り組み方やデータ分析の方法を習得します。

[2] DS読解

対象:第1学年 探究科学科

内容:科学技術に関するテーマを、データを活用し、教科横断的・文理融合・探究的に考える、南高型STEAM授業です。知識構成型ジグソー法を活用し、「創る学び」と「知る学び」の往還を生み出すことを目指しています。これまで「コロナウイルス・ワクチン」「Society 5.0」「食と流通」をテーマにリレー授業を行いました。

[3] 学校設定科目「DS基礎」

対象:第1学年 探究科学科

内容:事象を数理的に捉えて解決する手法や集積データを統計分析する知識・技能を習得し、数学的に解決する科学的リテラシーを育てます。

[4] DS Ruby

対象:第1学年 探究科学科

内容:松江市発のプログラミング言語Rubyを用いてプログラミングの基礎を学び、論理的思考力を育てます。

ミッション2:科学技術を基軸に、多様な他者と協働して課題解決を目指す行動力の育成

[5] 学校設定科目「未来創造リサーチ&アクション・プログラム(RAP)基礎」

対象:第1学年 全学科

内容:「未来構想力」を育てます。SDGsの枠組により、様々な社会課題と先端科学技術のつながりを知り、身近な疑問をもとに、文理融合の視点から自らの探究課題を発見するプログラムです。

[6] 学校設定科目「未来創造リサーチ&アクション・プログラム(RAP)応用A」

対象:第2学年 普通科

内容:「未来探究力」を育てます。社会課題を解決するためにデータ分析力を活用して科学的な探究活動を行い、行動計画を企画・立案します。

[7] 学校設定科目「未来創造リサーチ&アクション・プログラム(RAP)応用B」

対象:第2学年 探究科学科

内容:「未来探究力」を育てます。文理融合と産官学連携を基本スタンスとして、地域の強みであるITやものづくり等の科学技術分野における独自性の高い課題研究を行います。

[8] 学校設定科目「未来創造リサーチ&アクション・プログラム(RAP)発展A」

対象:第3学年 普通科

内容:データをふまえた「未来行動力」を育てます。第2学年の探究活動の成果を発信、共有、実行します。自治体、企業への提言、提言した政策の実施に向けての働きかけを行います。

[9] 学校設定科目「未来創造リサーチ&アクション・プログラム(RAP)発展B」(1単位)

対象:第3学年 探究科学科

内容:データをふまえて産官学と協働して行動する「未来行動力」を育てます。第2学年の探究活動の成果を発信、共有、実行します。自治体・企業への提言、英語による発信、海外や学会等での成果発表を行います。

[10] SDGsと科学技術フィールドワーク

対象:第1学年 全学科

内容:科学技術による社会課題解決に取り組む近隣の事業所でフィールドワークを行います。

[11] 南高アクション・デー

対象:第3学年 全学科

内容:第3学年を中心に、地域に向けて行動成果を発表し、フィードバックを得ることで、社会への実装を考えます。

ミッション3:地域「発」「着」トップサイエンティストの育成

[12] 地域サイエンスフィールドワーク基礎

対象:第1学年 探究科学科

内容:島根半島地質の講義と巡検、島根大学医学部による講義と実習を行います。

[13] 先端科学技術研修

対象:第2学年 探究科学科

内容:つくば市、東京都内の先進的な研究を行う大学・研究施設・企業を訪問し研修します。

[14] 朱雀サイエンスセミナー

対象:探究科学科

内容:先端科学技術に関わる人材を招いて、セミナーやワークショップを開催します。

[15] 科学部活動の充実

対象:科学部部員

内容:トップサイエンティストを育成するために、指導体制や研究環境を充実させ、必要に応じて研究機関との橋渡しを行い、生徒の研究を支援します。

ミッション4:国際性の育成

[16] 海外の研究機関、学校、企業との科学技術分野にける連携活動や人材交流

対象:全学年

内容:海外の大学・研究機関等と連携した講義や研修、研究を通しての海外の高校との交流、英語による意見交換を行います。

[17] 英語の4技能のバランス良い育成と発信力の強化

対象:全学年

内容:4技能をバランス良く伸ばし、特に発信力を鍛える授業を展開します。課題研究の成果を英語でプレゼンテーションします。ESS部は英語ディベート活動に取り組みます。